ニッセイエブロ株式会社

CSRエブロのCSR

Eblo Report 2024年版

トップメッセージ

亀田社長

2024年、ニッセイエブロは創業80周年を迎えることができました。これもひとえに当社に関わって頂いた多くのステークホルダーの皆さまのおかげであり、感謝の念に堪えません。現在の我々の事業の中心である「コミュニケーションの課題解決」の方法も、生活様式や考え方の変化やAIの発展と普及など、多くの要因が絡み合い今後も止まることなく変わっていくことが予想されます。その変化に対応していくことがニッセイエブロの持続可能性には不可欠と考えています。

当社が2010年から武蔵野大学と取り組んでいる産学連携の当プロジェクトの参加者も延べ100名を数えました。私自身、この活動を通じて多くの学生とコミュニケーションを取ってきましたが、短期間での学生の成長を目の当たりにし衝撃を受けたことは一度や二度ではありません。企業として不可欠である「成長と変化」の重要性を毎年学生から教えられています。

これからもニッセイエブロとして持続可能な歴史を築いていく中で、当社の社是の一文にもある「仕事を通じて成長し」をステークホルダーの皆様と体現していければと考えています。

WE SUPPORT UN GLOBAL COMPACT

令和7年4月1日

ニッセイエブロ株式会社
代表取締役社長
亀田 耕平

エブロが支援する武蔵野大学の学外学修授業

「発展フィールド・スタディーズ」2024


ニッセイエブロのコーポレートカラーは「青色」です。社名にある「ニッセイ(日青)」とは創業時の事業である「青写真」に由来しています。

「青」という字は、「青年」の如く、さわやかで清潔なイメージがある色とされています。私達がこの活動を始めた当初、広告代理店がなぜ、「教育」分野に取り組むのかと言う質問を多く受けました。

社会の流れや時代感覚は、「青年」に学んでいく以外にありません。よって企業人と若い世代のフラットなコミュニケーションができる機会の提供こそ、近年の社会課題解決に向けた一つのキーワードになるものと考えました。何故ならば、「コミュニケーション課題の解決」とは私たちの生業そのものであるからです。

2008年より、いくつかのプログラムを試行し、2010年からは現在まで大学生の学外学修授業の支援を行っています。 企業人と大学生のつなぎ目は雇用と就職にあると仮説を立てて、「キャリア共育(企業人と若者世代双方の学び)」支援の取り組み計画を立てました。「社会人基礎力※」の本質とも言われるコンピテンシーに着目しながら、自分の力を社会に活かすための行動特性を実務で磨くプログラムを目指してきました。

この対話型学外学修は企業人・若者世代双方にとって自身の内省や公平な多様性と包摂性の気づき、キャリアパスの再確認等のトリガーになると両者は言っています。卒業した学生達は異口同音に「社会に出る前にニッセイエブロで学んだ貴重な体験は現在の自分を築く上でとても役立っています。感謝しています。」と述べています。昨年、本活動に参加し、社会に飛翔した学生OB/OGは延べ100名となりました。

私たちは願っています、「青は藍より出でて藍より青し(教えを受けた人が教えた人より優れること)」と。

※【参考】「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました

https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html

Eblo TV(YouTube)「青年百景」
発展FS(全学):武蔵野大学が実施する「自己の関心ごとや専門分野と社会のつながりを体感する学外学修の推進」

エブロ TV/Eblo CHANNEL
YouTubeチャンネルはこちら

【トピックス】本活動が国連グローバル・コンパクト「Impact Story」で紹介されました

United Nations Global Compact, Impact Story, 2024,
https://events.unglobalcompact.org/forwardfasternow_asiaoceania/Resources

グローバル・コンパクト Impact Story
グローバル・コンパクト Impact Story
グローバル・コンパクト Impact Story

掲載記事はこちら
https://www.ungcjn.org/activities/topics/detail.php?id=671

本文和訳版はこちら
https://messe.nikkei.co.jp/files/EP3414/6-202501091633360327.pdf

参加者の声(抜粋)
参加者の学生
率直な疑問や感想を投げかけながらSDGsを学び、現役の社長や優秀な営業マンの方にじっくりとお話を伺い、さらには展示会に出展側として参加するなど他ではとてもできない貴重な体験を沢山させていただきました。
これによりSDGsという新たな視野を確立するだけでなく、自分の考えを素早く言語化する機会を多く体験することができ、他企業様の面接に伺った際に自身の成長を実感することができました。
参加者の学生
自身の企業の理解と企業が学生に求めるものの乖離などを知ることができました。 自身と違う価値観や年代の人と交流し、対人関係スキルや他者分析、今は言語化できないが違った価値観も築けたと想います。
ビジネスや企業調査のような堅苦しい縛りもなく、企業と社員、学生が何の隔たりもなくフラットに交流する、考えられない授業であるため、今後も続けてほしい授業だと感じました。

担当教員のコメント

発展フィールド・スタディーズ 
担当教員のコメント

武蔵野大学 工学部 サステナビリティ学科
准教授 磯部 孝行 氏

2024年度もニッセイエブロ社にご支援いただき、武蔵野大学発展フィールド・スタディーズが2024年8月より始まった。本年度は15期目を迎え、2名の少数精鋭の学生により「働くことの価値」をテーマにプロジェクトに取り組んだ。参加学生は、実際の企業の中に入り関係者に働き方など、インタビュー調査を通し「社会、そして働くことの価値」について自己理解を深めた。

多様な方法で収入が得られる社会となり、その働き方も変わった。特に、新たに社会に飛び立とうとする学生の働くことの価値観も大きく変化しているように感じる。ニッセイエブロ社では15年に亘る激変する社会の中で、人材を育て社会に送り出した。過去15年を振り返ると本プログラムは、本学の教育、また、ニッセイエブロ社双方の発展を促す触媒になっているといっても過言ではない。

2010年から続く本プロジェクトではあるが、今後の更なる発展を期待したい。ここにニッセイエブロ社をはじめ、関係する皆様に感謝の意を表する。

CSR Eblo Report 2024年版

Contact お問い合わせ

プロジェクトに関するご相談、お見積もりなど、お気軽にどうぞ。

0%